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春の展示延期のお知らせ

海外からも、また日本人からみてもイメージする
「日本らしい」ものや事々、芸能は数多くあり
それが継続し存続しているから今の私たちにも「日本らしい」というものが備わっているのだと思っております。
また身近にあり関われているから、特殊なアイデンティティを育めていて
それが日常にあり、また地域事としてあり、都市ごとに、そして社会へと繋がっているものです。

日本の世界遺産におきましても日本の独特な歴史背景や文化、そこにかかわる特殊な地域性、もの作り、関りが感じられますよね。
それは遺産に限らず日常においても、
風土と毎年訪れる四季と共に生きることに柔軟に営みに育まれた生活・日常、先代からの知恵があり、
その時々の時代に合わせて適応してきたモノづくりがあったからです。
そう思うと静かで強い脈々としたモノづくりは日本人の凄さだなとも思うのです。

長引く現在の状況から職人、もの作りの場にも大きく影響しております。
制作が滞り、また仕事の担い手(場)の損失など継続困難、材料の仕入れが難しくなるなど、
さまざまな事が起きております。
実際に、当店でご注文賜りお待ちいただいているお客様にも
その旨を一件一件ご連絡差し上げております。またこれからのお客様にも正直にお伝えしておりますが、
ありがたいことに、お客様の手仕事・ものづくりへのご理解が厚く逆に励ましのお言葉を頂き感謝しております。

日々のご注文の遅れのことから、合わせてまた延期のお知らせです。

京ころも久住では春と秋の年二回
作家と共に作り提案する展示会を開催することを考えて進めておりますが
現在の状況下で3月春の展示会をすすめることが困難と判断しました。
また表立って大きくご案内はしておりませんでしたが
SNSや来店いただいたお客様、また展示会を共に作り上げてくださる作家様のお客様には
話をしておりましたゆえに、展示会の延期のお知らせをさせていただきます。

当店でも取扱いさせていただいております、
祈織の草木染織の作品を新作含めご紹介させていただくことに加え
祈織も関わり選ばれた手描友禅染色無地のご紹介の予定でした。
織と染。
糸から染めて生地を作るか
生地に色をのせて作るか
その違いと双方のシンプルであるが故の静かな美を楽しんでいただく展示会でございます。
春を延期し、またタイミングをみて開催いたしますので楽しみにお待ちいただけたらと思います。
現在、当店では数は少ないですが、祈織の着尺と古帛紗を取り扱いしております。
ご興味御座いますようでしたら、お問い合わせください。

正直大変悔しい判断でしたが、
慌ててすることにいいことなし。
時間と熱量をかけた分だけ、作り出されたものにも、手に取る方にも伝わると信じております。
祈織の作品もまさにそれで、
その彼女の制作に負けず劣らず、準備を重ねるほうがより良い制作・展示ができるとご相談させていただいた結果です。
またそれを快く受け入れてくださった祈織本人と、制作に関わる皆さまに感謝しております。

冬らしい冬が続いたものの、
最近の空気感や草木か受ける印象がなんとなく、春の気配を感じます。
モノづくりにも、また皆様の生活にも、また日本・世界の場においても暖かい陽の光が広がりますように
そう願って、また心躍るお知らせができるのを私も楽しみにしております。