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取り扱い商品のご紹介 ~偲び草~ 

昨年、
染め織り作家さんの工房を訪ねておりました。
お話を伺いながら1つ1つ作品を拝見しては、
とても繊細な印象を受ける織りでありながら
幾重にも重なり織り上げられたその1反を手に取る感覚は
儚さに似た内なる静けさのその深きところへと誘うようでした。
いくつかある中で
とてもシンプルで、大人しい印象ではあるのですが
何とも言えない上品な艶と時々みせる黄緑のようなベールのような艶が魅力的で手に取りました。

ひかりの加減で魅せる表情を変え
ひかりの種類で与える印象を変える

作品名

偲び草

思い出すための
よすがとなるものや
事柄の意

 

 

 

その上品な美しさから
わたくしは作品の名の通りある情景をいつも思い出します。
きっとそれが
手に取った理由なのかもしれません。

ちょうど10年前の今頃1月。
わたくしは世界一大きな砂漠にむかって旅をしておりました。

ラクダにまたがり砂漠の民について行きながら
夕刻時のサハラ砂漠を進んでおりました。
日の傾きと風によって景色を変える360度が乾いた砂の大地
ラクダの残した跡も風に吹かれて砂紋へと姿を変える…
どの一瞬も流動的に美しく
同じ景色は続かず、頼りになる目印もない。
乾いた一面でありながらどこか艶やかに魅せられ
忘れられない時間と感覚。

 

わたくしにとって
彼女の作る作品は
袖を通す人のこころをも
また見る人のこころをも
作為なく魅せる一枚のように思えてなりません。

内なる美しさを優しく秘めさせるのと共に
どこか目の離せない麗しさを感じるベールのような一枚です。

店内にてご覧いただけます。
お気軽にお問い合わせ、お越しくださいませ。